「Canonのミラーレスが気になるけれど、R100・R50・R10・R7・R8・R6 Mark IIと数字が並んでいて、どれが自分に合うのか分からない」——そんな声をよく聞きます。同じEOS Rシリーズでも、価格は6万円台から25万円台まで約4倍、センサーもAPS-Cとフルサイズで写りの土台がまるで違います。ここを曖昧にしたまま選ぶと、「思ったより重かった」「暗い場所でブレる」といったミスマッチが起きます。
結論から言うと、Canonミラーレスは「フルサイズかAPS-Cか」「予算」「撮りたい被写体」の3点を先に決めれば、候補は自然と2〜3台に絞れます。この記事では現行の主力6機種を、公式スペックと2026年7月時点の実勢価格で横並びにし、初心者が最初の1台を選ぶための判断材料をそろえました。
スペックの数字がどう撮影に効くのか、どこで妥協が発生するのかまで、売り場でカメラを手に取りながら店員に相談する感覚で読み進めてください。読み終わるころには、自分の予算と用途に合う1台がはっきりするはずです。
・Canonミラーレス選びで最初に決める3つの軸(センサー・予算・被写体)
・現行主力6機種(R100/R50/R10/R7/R8/R6 Mark II)のスペックと実勢価格
・被写体別・予算別のおすすめと、買う前に見落としやすい注意点
・失敗例と対策(マウント違い・SDカード速度・手ブレ補正)
canonミラーレスおすすめの前に|RFマウントと3つの選び方軸

機種名から入ると迷子になります。Canonミラーレスは、①センサーサイズ(フルサイズかAPS-Cか)②予算③撮りたい被写体、の3つを先に決めると候補が一気に絞れます。まずはこの土台を整理しましょう。
フルサイズかAPS-Cか|写りと価格を左右する最初の分かれ道
最初に決めるべきはセンサーサイズです。Canonの現行ミラーレスは、フルサイズ(約36.0×24.0mm)とAPS-C(約22.3×14.9mm)の2種類。センサー面積はフルサイズがAPS-Cの約2.6倍あり、その分だけ暗い場所での画質と背景ボケの大きさで有利になります。一方でAPS-Cはボディが軽く安い傾向で、EOS R100なら実勢約6.8万円から始められます。フルサイズのEOS R8は約19.2万円(いずれも2026年7月時点のボディ価格)で、価格差は約12万円。「本格的な画質」を取るか「軽さと予算」を取るかが、最初の分かれ道です。注意点として、APS-Cでも日常や旅行、子ども撮影なら画質は十分で、フルサイズが常に正解というわけではありません。

「フルサイズとAPS-Cって何が違うの?」「センサーサイズが大きいと本当に画質がいいの?」──カメラ選びで最初にぶつかる疑問が、このセンサーサイズの話です。結論…
RFマウントとRF-Sレンズ|EF-Mレンズは付かないという落とし穴
CanonミラーレスEOS Rシリーズは、すべて「RFマウント」で統一されています。フルサイズ用のRFレンズも、APS-C専用のRF-Sレンズも同じ口径で装着でき、将来フルサイズへ買い替えてもレンズ資産を引き継げるのが強みです。ここで気をつけたいのが、以前のミラーレス「EOS Mシリーズ」で使われていた「EF-Mマウント」のレンズは、変換アダプターがなくRFボディには付かないという点。中古で安いからとEF-Mレンズを買ってしまい、手持ちのEOS Rに装着できず無駄にする——これは初心者が実際にやりがちな失敗です。購入前に「RFマウント対応」と明記されたレンズかを必ず確認してください。なお、一眼レフ用EFレンズはマウントアダプターEF-EOS R経由で使えます。
マウント=カメラ本体とレンズをつなぐ接続規格のこと。EOS Rシリーズは「RFマウント」で統一され、フルサイズ用RF・APS-C用RF-Sの両方が装着できる。旧ミラーレスの「EF-M」とは別規格で互換性がない点に注意。
予算6万円台〜25万円台|価格帯で狙う機種が変わる
3つ目の軸が予算です。Canonミラーレスは価格帯ごとに狙う機種がはっきり分かれます。6〜9万円台ならエントリーのR100・R50、12〜18万円台なら連写に強い中級APS-CのR10・R7、19万円以上ならフルサイズのR8・R6 Mark IIが視野に入ります。ボディだけでなく、レンズやSDカードも合わせて予算を組むのがコツです。たとえばボディ6.8万円のR100でも、標準ズームキットにすると約8〜9万円になります。妥協点として、予算を下げるほどボディ内手ブレ補正が省かれる傾向があるため、暗所や動画を重視するなら中級機以上を検討したほうが満足度は高くなります。
Canonミラーレスが初心者に選ばれる理由
Canonが初めての1台に選ばれやすいのは、被写体検出AFの完成度とレンズ・アクセサリーの入手しやすさが理由です。エントリーのR50やR10にも、上位機EOS R3のAFアルゴリズムを継承した被写体検出(人物・動物・乗り物)が搭載され、動く子どもやペットにピントを合わせ続けやすくなっています。加えて操作画面が分かりやすく、家電量販店でも実機に触れやすいため、初めてでもつまずきにくいのが利点です。ただしRFレンズはまだ純正中心で、サードパーティ製の選択肢が他マウントより少なめという弱点もあります。とはいえ純正RF-Sレンズだけでも入門は十分こなせます。
まず候補になるエントリー2台|R100とR50はどっちを選ぶ
「とにかく安く、でもきちんとした画質で始めたい」人の入口になるのが、APS-CエントリーのEOS R100とEOS R50です。同じ約2400万画素クラスでも、連写と動画で明確に差があります。
EOS R100は6.8万円で始めるRFマウント入門機
EOS R100は、Canonミラーレスで最も手が届きやすい入門機です。有効約2410万画素のAPS-Cセンサーを積み、実勢価格は約6.8万円(2026年7月時点のボディ)。重量は約356gと軽く、常用ISOは100〜12800です。連写は電子先幕で最高約6.5コマ/秒(ワンショットAF時)と控えめで、動く被写体を追い続けるサーボAF連写は約3.5コマ/秒に落ちます。4K動画には対応しますが、コントラスト検出AFかつクロップがかかるため、動画メインの人には物足りません。「静止画中心で、まずRFマウントに入りたい」人に向いた1台です。ボディ内手ブレ補正は非搭載なので、暗所では明るいレンズかシャッタースピードで補う前提になります。
EOS R50は12コマ連写と6Kオーバーサンプリング4Kが武器
もう少し予算を足せるなら、EOS R50が有力です。有効約2420万画素のAPS-Cセンサーに映像エンジンDIGIC Xを組み合わせ、連写はメカ(電子先幕)で最高約12コマ/秒、電子シャッターで最高約15コマ/秒とR100を大きく上回ります。動画は6Kオーバーサンプリングから生成する4K UHDで、Vlogや作品づくりにも使える画質です。重量は約375g、常用ISOは100〜32000。メーカー希望小売価格は111,100円で、実勢は約9.3万円(2026年7月時点のボディ)。R100との差額は約2.5万円ですが、連写と動画の余裕を考えると、この価格差は動く被写体を撮る人には見合います。こちらもボディ内手ブレ補正は非搭載です。
| センサー | APS-C / 約22.3×14.9mm |
| 有効画素数 | 約2420万画素 |
| 連写 | メカ約12コマ/秒・電子約15コマ/秒 |
| 動画 | 4K UHD(6Kオーバーサンプリング) |
| 手ブレ補正 | ボディ内非搭載 |
| 重量 | 約375g(バッテリー・カード含む) |
| 実勢価格 | 約9.3万円(2026年7月時点・ボディ) |
2台の分かれ目|バリアングルと連写で選ぶ
R100とR50の選択は、連写と動画をどれだけ使うかで決まります。静止画中心で予算を抑えたいならR100、動く被写体や動画も撮りたいならR50、という切り分けが分かりやすい基準です。数値で見ると連写はR50が電子15コマ/秒に対しR100は6.5コマ/秒、動画AFもR50がデュアルピクセルCMOS AFで有利です。差額の約2.5万円をどう見るかがポイント。注意したいのは、どちらもボディ内手ブレ補正が非搭載である点で、望遠や暗所を多用するなら、後述の中級機やレンズの手ブレ補正(IS)でカバーする発想が必要です。
実は入門機でも上位機ゆずりのAFが載っている
意外と知られていないのですが、エントリー機のR50・R10にも、フラッグシップEOS R3で培われた被写体検出AFのアルゴリズムが継承されています。人物の瞳はもちろん、犬・猫・鳥、さらに車・バイクといった乗り物まで自動で認識し、ピントを合わせ続けます。「安いモデルはAFが弱い」というのは、少なくとも現行Canonミラーレスには当てはまりません。つまり、動体撮影の入り口としてもエントリー機は十分に戦えます。ただし、連写速度やバッファ(連続撮影できる枚数)は上位機ほど余裕がないため、決定的瞬間を長く連写し続けたい場面では中級機が有利になります。
動く被写体を撮るならAPS-C中級機|R10とR7

運動会やスポーツ、野鳥やペットなど「動きもの」を本気で撮るなら、APS-C中級機のEOS R10とEOS R7が候補になります。連写とAF、そして手ブレ補正の有無で明確に差が付きます。
EOS R10は秒間15コマで子ども・ペットに強い
EOS R10は、有効約2420万画素のAPS-C機で、メカシャッター最高約15コマ/秒、電子シャッター最高約23コマ/秒の連写が魅力です。R3譲りの被写体検出AFと組み合わせれば、走り回る子どもやペットも捉えやすくなります。常用ISOは100〜32000、重量は約429g。Canon直販のボディ価格は132,000円(2026年7月時点)です。動画は4K UHD 30pに対応し、4K60pはクロップ(画角が狭くなる)モードでの対応となります。エントリー機からのステップアップとして、連写とAFの余裕を求める人にちょうどよい1台です。妥協点はボディ内手ブレ補正が非搭載であること。動体は速いシャッターで止めるのが基本なので実害は小さいですが、望遠での歩留まりを上げたいならIS付きレンズを選びましょう。
EOS R7は3250万画素+ボディ内手ブレ補正の最上位APS-C
APS-Cで最も高性能なのがEOS R7です。有効約3250万画素と、このクラスでは高い解像度を持ち、トリミング耐性が高いので野鳥や飛行機など「遠くの被写体を大きく写す」用途に向きます。連写はメカ最高約15コマ/秒、電子最高約30コマ/秒。R10との最大の違いは、APS-Cで貴重なボディ内手ブレ補正を搭載している点です。これにより望遠や薄暗い場面でも手ブレを抑えやすくなります。重量は約612g、常用ISOは100〜32000、実勢価格は約18万円(2026年7月時点のボディ)。動画も4K UHD最大59.94fpsに対応し、7Kオーバーサンプリングで精細です。注意点は、高画素ゆえにデータ容量が大きく、連写を多用するなら高速なUHS-II対応SDカードが実質必須になることです。
| センサー | APS-C / 約22.3×14.8mm |
| 有効画素数 | 約3250万画素 |
| 連写 | メカ約15コマ/秒・電子約30コマ/秒 |
| 動画 | 4K UHD 最大59.94fps(7Kオーバーサンプリング) |
| 手ブレ補正 | ボディ内搭載 |
| 重量 | 約612g(バッテリー・カード含む) |
| 実勢価格 | 約18万円(2026年7月時点・ボディ) |
R10とR7の使い分け|望遠と予算で決める
R10とR7の選択は、被写体までの距離と予算で決めます。運動会や日常のスナップ、ペットなど「そこそこの望遠+連写」で足りるならR10(直販13.2万円)、野鳥・飛行機・スポーツなど「大きく写す解像度と手ブレ補正」が欲しいならR7(約18万円)が向きます。価格差は約5〜6万円。連写速度そのものはメカ15コマ/秒で同等ですが、R7は高画素と手ブレ補正、防塵・防滴性能で一歩上です。注意点として、R7は重量が約612gとR10より約180g重く、高画素ゆえにSDカードやパソコンの負担も増えます。軽快さを重視するならR10、写りの余裕を求めるならR7という整理が分かりやすいでしょう。
フルサイズ入門ならこの2台|EOS R8とR6 Mark II
「せっかくならフルサイズの画質を」という人の現実的な入口が、EOS R8とEOS R6 Mark IIです。どちらも同じ有効約2420万画素のフルサイズセンサーを積みますが、手ブレ補正やEVF、電池持ちで性格が分かれます。
EOS R8は461gでシリーズ最軽量のフルサイズ
EOS R8は、EOS Rシリーズのフルサイズ機で最軽量となる約461gが最大の武器です。有効約2420万画素のフルサイズセンサーと映像エンジンDIGIC Xを搭載し、常用ISOは100〜102400と暗所に強い設計。連写は電子シャッターで最高約40コマ/秒、メカ(電子先幕)で最高約6.0コマ/秒です。動画は4K UHD 59.94fps(6Kオーバーサンプリング)に対応し、静止画・動画とも上位機R6 Mark IIに近い実力を持ちます。実勢価格は約19.2万円(2026年7月時点のボディ)。「軽いフルサイズを安く」という条件では、現行Canonで最有力の1台です。妥協点は、ボディ内手ブレ補正が非搭載で、バッテリーが小型のため電池持ちが短めなこと。予備バッテリーは用意しておきたいところです。
| センサー | フルサイズ / 約36.0×24.0mm |
| 有効画素数 | 約2420万画素 |
| 常用ISO | 100〜102400 |
| 連写 | メカ約6.0コマ/秒・電子約40コマ/秒 |
| 手ブレ補正 | ボディ内非搭載 |
| 重量 | 約461g(バッテリー・カード含む) |
| 実勢価格 | 約19.2万円(2026年7月時点・ボディ) |
EOS R6 Mark IIは手ブレ補正+369万ドットEVFの本命
もう一段の完成度を求めるなら、EOS R6 Mark IIが本命です。R8と同じ有効約2420万画素・常用ISO100〜102400のフルサイズながら、ボディ内手ブレ補正(レンズISとの協調制御)を搭載し、暗所や望遠での歩留まりが大きく向上します。連写はメカ最高約12コマ/秒、電子最高約40コマ/秒。ファインダーは約369万ドット・倍率約0.76倍と、R8の約236万ドットより高精細で覗きやすいのも魅力です。重量は約670g、実勢価格は約25.5万円(2026年7月時点のボディ、Canon直販319,000円)。「長く使えるフルサイズの主力機」を1台選ぶなら、この機種が基準になります。注意点として、2025年11月に後継のEOS R6 Mark III(発売時429,000円)が登場しており、価格や在庫の動きは購入前に確認しておくと安心です。
EOS R8はボディ内手ブレ補正が非搭載で、バッテリー容量も小さめです。暗所・望遠を多用するなら手ブレ補正の効くレンズを選ぶか、予備バッテリーの用意を。手ブレ補正と電池持ち、EVFの見やすさを重視するなら、差額を払ってR6 Mark IIを選ぶ価値があります。
R8とR6 Mark IIの違い|手ブレ補正と電池・操作性で選ぶ
両機の分かれ目は、ボディ内手ブレ補正・電池持ち・操作性の3点です。センサーと基本画質はほぼ同等なので、「軽さと価格」を最優先するならR8(約19.2万円)、「手ブレ補正・EVFの見やすさ・電池持ち・ダイヤルの多さ」まで求めるならR6 Mark II(約25.5万円)という切り分けになります。価格差は約6万円。R6 Mark IIは約670gとR8より約210g重くなりますが、その分ホールド感と操作性は上です。用途で言えば、旅行やスナップ中心ならR8、暗所・望遠・仕事も視野に入れるならR6 Mark IIが向きます。フルサイズはレンズも大きく高価になりがちなので、ボディだけでなく総額で予算を考えるのが失敗しないコツです。

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6機種のスペックと価格を一覧で比較(カメラのトリセツ調べ)

ここまでの6機種を、同じ土俵で見比べられるように一覧化しました。数字を横並びにすると、価格とスペックの関係がはっきり見えてきます。
価格とセンサーで見る早見表
まずは価格とセンサーの全体像です。APS-CのR100(約6.8万円)からフルサイズのR6 Mark II(約25.5万円)まで、価格差は約4倍。センサーはR100/R50/R10/R7がAPS-C、R8/R6 Mark IIがフルサイズです。有効画素数はR7だけが約3250万画素と突出し、他は約2400万画素前後でそろっています。下の比較表(カメラのトリセツ調べ/2026年7月時点のボディ実勢価格)を基準に、自分の予算帯に入る機種をまず2〜3台に絞り込みましょう。
| 機種 | センサー/画素 | 連写(電子) | 手ブレ補正 | 重量 | 実勢価格 |
|---|---|---|---|---|---|
| R100 | APS-C/2410万 | 約6.5コマ* | 非搭載 | 約356g | 約6.8万円 |
| R50 | APS-C/2420万 | 約15コマ | 非搭載 | 約375g | 約9.3万円 |
| R10 | APS-C/2420万 | 約23コマ | 非搭載 | 約429g | 約13.2万円** |
| R7 | APS-C/3250万 | 約30コマ | 搭載 | 約612g | 約18万円 |
| R8 | フルサイズ/2420万 | 約40コマ | 非搭載 | 約461g | 約19.2万円 |
| R6 Mark II | フルサイズ/2420万 | 約40コマ | 搭載 | 約670g | 約25.5万円 |
*R100はメカ(電子先幕)の数値。**R10はCanon直販ボディ価格。価格は2026年7月時点のボディ。
連写・動画性能で選ぶなら
動く被写体や動画を重視するなら、連写とAF、動画仕様に注目します。電子シャッター連写はR8とR6 Mark IIが約40コマ/秒で最速、次いでR7の約30コマ/秒、R10の約23コマ/秒と続きます。動画は、R50・R7・R8・R6 Mark IIがクロップなしに近い4K UHD 60p相当に対応するのに対し、R10は4K60pがクロップ、R100はコントラストAFかつクロップと制約が大きめです。VlogやYouTubeを見据えるならR50以上、本格的な動画ならR8・R6 Mark IIが安心です。注意点として、高速連写・高解像度動画を活かすには、書き込みの速いUHS-II対応SDカードが前提になる点は覚えておきましょう。
重量とファインダーの差にも注目
持ち歩きやすさと見やすさも、毎日の満足度を左右します。重量はR100の約356gが最軽量で、フルサイズでもR8は約461gと軽量。一方R7は約612g、R6 Mark IIは約670gと差があります。ファインダー(EVF)はR6 Mark IIだけが約369万ドット・倍率0.76倍と高精細で、他機種は約236万ドット。ピント確認や動体追従では、この差が効いてきます。旅行やスナップで軽さ最優先ならR100・R50・R8、じっくり構えて撮るならR7・R6 Mark IIという見方もできます。妥協点として、軽いボディは電池容量やホールド感で不利になりやすいので、手の大きさや撮影スタイルと合わせて選ぶと失敗しません。

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被写体・予算別のおすすめはこれ
スペックが分かっても「結局どれ?」となりがちです。ここでは予算別・被写体別に、6機種の中からの落としどころを提案します。
予算別|7万・13万・20万円台の正解
予算から入ると、選択はぐっとシンプルになります。7万円前後ならEOS R100(約6.8万円)で、まずRFマウントに入って写真の基礎を固めるのが現実的。10万円前後まで出せるならEOS R50(約9.3万円)で連写と4K動画の余裕を確保。13万円前後ならEOS R10(直販13.2万円)で動体に強い中級機へ。20万円前後を用意できるなら、軽いフルサイズのEOS R8(約19.2万円)が満足度の高い選択です。妥協点として、どの価格帯でもレンズ・SDカード・予備バッテリー代が別途かかるため、ボディ価格ぴったりで組むと後で足りなくなります。総額で1〜3万円の余裕を見ておきましょう。
被写体別|風景・ポートレート・子ども・動物で選ぶ
撮りたい被写体でも最適解は変わります。風景やポートレートで階調とボケを重視するなら、フルサイズのR8・R6 Mark II。走り回る子どもやペットなら、連写とAFに強いR10・R50。野鳥や飛行機など遠くの被写体を大きく写すなら、高画素+手ブレ補正のR7が有利です。日常スナップや旅行なら、軽いR100・R50・R8が取り回しに優れます。下のシーン別の目安表も参考にしてください。注意点として、被写体に合うのはボディだけでなくレンズも同じ。望遠が要る野鳥なら望遠レンズ、ボケが欲しいポートレートなら明るい単焦点と、レンズ選びまでセットで考えると失敗しません。
| 撮影シーン | おすすめ機種 | 予算目安(ボディ) |
|---|---|---|
| はじめての1台・スナップ | EOS R100 / R50 | 約6.8〜9.3万円 |
| 子ども・ペット・運動会 | EOS R10 | 約13.2万円 |
| 野鳥・飛行機・スポーツ | EOS R7 | 約18万円 |
| 風景・ポートレート(軽さ重視) | EOS R8 | 約19.2万円 |
| 長く使う主力機・暗所・仕事 | EOS R6 Mark II | 約25.5万円 |
動画・Vlog重視ならR50かR8
写真だけでなく動画も撮りたいなら、選び方の軸が少し変わります。手軽に始めるVlog用途なら、6Kオーバーサンプリング4Kとバリアングル液晶を備えたEOS R50が扱いやすく、価格も約9.3万円と手頃です。画質や暗所性能まで求めるなら、フルサイズで4K UHD 60p対応のEOS R8(約19.2万円)が有力。どちらもボディ内手ブレ補正は非搭載なので、歩き撮りでは電子式手ブレ補正やジンバル、IS付きレンズの併用が前提になります。手ブレ補正込みで動画を安定させたいなら、ボディ内手ブレ補正を積むR6 Mark IIやR7が候補です。用途に対して過不足のない機種を選ぶのが、無駄な出費を防ぐコツです。
買って後悔しないための注意点と失敗例
最後に、Canonミラーレスを買ってから「しまった」となりやすいポイントを、実際の失敗例とセットで整理します。先に知っておけば、どれも簡単に避けられます。
SDカードの速度不足で連写が途中で止まる
意外に多いのが、SDカードの速度不足による失敗です。R7の約3250万画素やR8・R6 Mark IIの約40コマ/秒連写、4K動画は、書き込みの速いカードでないと本来の性能が出ません。安価なUHS-Iカードを使うと、連写の途中でバッファが詰まって数秒間シャッターが切れなくなったり、4K動画が記録エラーで止まったりします。対策はシンプルで、中級機以上ではUHS-II対応・書き込み速度の速いカードを選ぶこと。カメラ本体を奮発してもカードをケチると、決定的な瞬間を逃します。ボディと一緒に、用途に合う容量・速度のSDカードを予算に組み込んでおきましょう。

手ブレ補正非搭載機は明るいレンズかシャッタースピードで対策
もう一つの落とし穴が、ボディ内手ブレ補正の有無を見落とすことです。今回の6機種では、R100・R50・R10・R8がボディ内手ブレ補正非搭載、R7・R6 Mark IIが搭載です。非搭載機で夕暮れや室内など暗い場所を手持ちで撮ると、シャッタースピードが遅くなり写真がブレやすくなります。対策は、①手ブレ補正(IS)付きのレンズを選ぶ、②シャッタースピードを「1/焦点距離」秒より速く保つ、③ISO感度を上げる、のいずれか。特にレンズ側のISは非搭載ボディでも効くので、暗所を撮る予定があるならIS付きレンズを最初にそろえておくと安心です。動体を速いシャッターで撮る場面では、手ブレ補正の有無はあまり気になりません。
後継機とキャッシュバックのタイミングを確認する
3つ目は、買うタイミングの話です。カメラは価格改定や後継機の登場が頻繁で、たとえばEOS R6 Mark IIは2025年11月に後継のR6 Mark III(発売時429,000円)が登場したことで、型落ちとなったMark IIが値ごろになっています。逆に、発売直後のモデルは価格が高止まりしがちです。また、Canonは時期によってキャッシュバックキャンペーンを実施することがあり、対象機種なら実質数万円安く買えることも。焦って定価で買う前に、後継機の有無・実勢価格の推移・キャンペーンの3点を確認するだけで、同じ機種をより安く手に入れられます。価格やキャンペーンの最新情報は必ず公式・販売店で確認してください。
まとめ|Canonミラーレスは予算×被写体で選べば迷わない
Canonミラーレスは、機種名から選ぶと迷いますが、「フルサイズかAPS-Cか」「予算」「撮りたい被写体」の3軸で考えれば、候補は自然と2〜3台に絞れます。現行主力の6機種は、価格帯ごとに役割が明確に分かれているのが分かりやすい点です。
要点を整理すると、まず始めるならAPS-CエントリーのR100(約6.8万円)かR50(約9.3万円)。動く子どもやペット、スポーツを撮るなら連写に強いR10(直販13.2万円)やR7(約18万円)。フルサイズの画質を狙うなら、軽いR8(約19.2万円)か、手ブレ補正とEVFで一段上のR6 Mark II(約25.5万円)が本命になります。手ブレ補正が要るならR7かR6 Mark II、とにかく軽さならR100・R50・R8、と覚えておくと選びやすいでしょう。いずれもRFマウントで、EF-Mレンズは付かない点だけ注意してください。
最初の一歩としては、予算10万円以内なら「EOS R50のレンズキット」から始めるのが失敗しにくい選択です。連写・4K動画・被写体検出AFがひと通りそろい、軽くて扱いやすいので、写真の基礎を身につけながら長く使えます。まずは予算と撮りたい被写体を紙に書き出し、この記事の比較表と照らし合わせて、自分の1台を決めてみてください。なお価格・在庫・キャンペーンは変動するため、最新情報はメーカー公式サイトや販売店でご確認ください。
スペックの出典:キヤノン公式 EOSレンズ交換式カメラ製品ページ(各機種の仕様ページ)

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