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「canon一眼レフのおすすめが知りたいけれど、調べるほど古い機種ばかり出てきて混乱する」——そんな声をよく聞きます。実はこれ、あなたの調べ方が悪いのではありません。キヤノンは一眼レフの新規開発をほぼ終え、主力をミラーレス(RFマウント)に移しているため、2026年の一眼レフ選びは「新品ラインナップから選ぶ」ではなく「現行1機種+中古の名機から選ぶ」に前提が変わっているのです。
結論から言うと、いま狙うべきキヤノン一眼レフは6機種。中古5万円台のEOS Kiss X10から、新品約86万円の現行フラッグシップEOS-1D X Mark IIIまで、価格差は約17倍あります。だからこそ「予算」と「センサーサイズ」の2軸で絞れば、迷わず1台にたどり着けます。
この記事では、各機種のスペックと実勢価格をメーカー公式データで確認したうえで、APS-Cとフルサイズ、エントリーとプロ機をどう選び分けるかを、店頭で相談を受けるつもりで具体的に整理します。中古で失敗しないチェックポイントまで押さえれば、もう機種選びで手が止まることはありません。
・2026年にキヤノン一眼レフを選ぶときの「前提」と3つの選ぶ理由
・おすすめ6機種のスペック・実勢価格の早見比較(カメラのトリセツ調べ)
・APS-C/フルサイズ、エントリー/プロ機の使い分けと妥協点
・中古で失敗しないシャッター回数・外観チェックの手順
canon一眼レフのおすすめは2026年、選び方の前提が変わった

キヤノンの一眼レフを選ぶうえで、まず知っておくべき事実があります。現在キヤノンが新品として販売を続けている一眼レフは、フラッグシップのEOS-1D X Mark III(新品最安約86万円・2026年7月時点)ほぼ1機種のみ。エントリー機のEOS Kiss X10やハイアマ機のEOS 90Dはメーカー直販が終了し、流通の中心は中古市場に移っています。つまり「最新の一眼レフを新品で」という発想では、選択肢がほとんど残っていないのです。
現行はフラッグシップ1機種だけ|中古で狙うのが2026年の現実
キヤノンは2018年以降、開発リソースをミラーレスのRFマウントに集中させてきました。その結果、一眼レフの新モデルは長らく登場せず、EOS Kiss X10i(2020年発売)を最後にエントリー機の更新は止まっています。裏を返せば、これらの機種は「もう値下がりが進んだ完成された道具」でもあります。中古のEOS Kiss X10はボディ約5万〜6.5万円、EOS 90Dはボディ約7.6万〜12万円(いずれも2026年7月時点の中古実勢)。新品ミラーレスの半額以下で本格的な一眼が手に入ります。注意点は、中古は保証や状態にばらつきがあること。信頼できる中古カメラ店で保証付きの個体を選ぶのが前提になります。
それでも一眼レフを選ぶ3つの理由|光学ファインダー・電池持ち・価格
ミラーレス全盛のいま、あえて一眼レフを選ぶ理由は3つあります。第一に光学ファインダー(OVF)。レンズから入った光を鏡で直接見るため、タイムラグがゼロで、動く被写体を目で追いやすい。第二にバッテリー持ち。EVFや常時通電する電子ビューがない分、一眼レフは1充電あたりの撮影枚数が多く、EOS 90Dは約1300枚(ファインダー撮影・CIPA準拠)を撮れます。第三に価格です。中古が潤沢で、同じ画質をミラーレスより安く手に入れられます。妥協点は、瞳AFや被写体認識といった最新のAF機能はミラーレスに一歩譲ること。人物の瞳を自動追尾するような撮影が主目的なら、素直にミラーレスも比較検討すべきです。

「一眼レフとミラーレス、結局どっちを買えばいいの?」——カメラ売り場でもっとも多い質問のひとつです。2026年現在、NikonもCanonも一眼レフの新機種開発…
APS-Cとフルサイズ、どちらから選ぶかは「予算と重さ」で決まる
キヤノン一眼レフはセンサーサイズで大きく2グループに分かれます。APS-C(約22.3×14.9mm)はEOS Kissシリーズと90Dで、ボディが軽く(449〜701g)、中古5万円台から狙えます。フルサイズ(約36×24mm)は6D Mark II・5D Mark IV・1D X Mark IIIで、センサー面積がAPS-Cの約2.6倍あり、暗所やボケの表現に強い一方、ボディは765〜1440gと重く価格も上がります。初めての一眼で予算10万円前後・軽さ重視ならAPS-C、ボケと高感度を優先し予算に余裕があるならフルサイズ、という分け方が現実的です。見落としがちなのは、フルサイズはレンズも大きく高価になる点。ボディだけで判断すると総額が想定を超えます。
EF・EF-Sマウントというレンズ資産の強みと落とし穴
キヤノン一眼レフの最大の強みは、EF/EF-Sマウントの豊富なレンズ資産です。1987年から続くEFマウントは中古レンズが安く大量に流通しており、単焦点50mm F1.8なら中古1万円台から手に入ります。ここで多いのが、EF-Sレンズ(APS-C専用)をフルサイズ機に付けようとして装着できない、あるいは激しくケラレるという失敗。EF-Sは90DやKiss用、EF(フルサイズ対応)は全機種で使える、という互換関係を購入前に必ず確認してください。フルサイズ機(6D II・5D IV・1D X III)にはEFレンズ、APS-C機にはEF-SとEFの両方が使える、と覚えておけば間違いません。
まず全体像|おすすめ6機種を価格とセンサーで一望する
個別の解説に入る前に、6機種を横並びで俯瞰しておきましょう。ここを押さえておくと、後の詳細説明が「自分に関係あるか」の判断が一瞬でつきます。以下はカメラのトリセツ調べによる、メーカー公式スペックと2026年7月時点の実勢価格をまとめた独自比較データです。
APS-C 3機種|軽さと価格で選ぶ入門〜ハイアマ
APS-Cの3機種は、いずれもDIGIC 8世代の映像エンジンを積み、4K動画にも対応します。違いは連写とAF、そして画素数です。EOS Kiss X10は449gと一眼レフでは最軽量級で、初めての1台に最適。EOS Kiss X10iは45点オールクロスAFを得て、動く子どもやペットの追尾に強くなりました。EOS 90DはAPS-C最高クラスの3250万画素と秒10コマ連写を両立するハイアマ機です。
| 項目 | Kiss X10 | Kiss X10i | EOS 90D |
|---|---|---|---|
| 有効画素数 | 約2410万 | 約2410万 | 約3250万 |
| 連写(OVF) | 約5コマ/秒 | 約7コマ/秒 | 約10コマ/秒 |
| AF測距点 | 9点 | 45点オールクロス | 45点オールクロス |
| 重量(CIPA) | 約449g | 約515g | 約701g |
| 中古実勢価格 | 約5万〜6.5万円 | 約7.8万〜9.7万円 | 約7.6万〜12万円 |
フルサイズ 3機種|ボケと高感度で選ぶ本格派
フルサイズの3機種は性格がはっきり分かれます。EOS 6D Mark IIはフルサイズの入門機で、バリアングル液晶を備え中古7万円台から狙えるのが魅力。EOS 5D Mark IVは3040万画素とDCI 4Kを備えた万能機で、風景からポートレートまでこなします。EOS-1D X Mark IIIは秒16コマ(ライブビュー時は秒20コマ)の連写とプロ用の堅牢ボディを持つ現行フラッグシップ。センサーサイズによる違いはこちらの記事でも数値で解説しています。

「フルサイズとAPS-Cって何が違うの?」「センサーサイズが大きいと本当に画質がいいの?」──カメラ選びで最初にぶつかる疑問が、このセンサーサイズの話です。結論…
| 項目 | 6D Mark II | 5D Mark IV | 1D X Mark III |
|---|---|---|---|
| 有効画素数 | 約2620万 | 約3040万 | 約2010万 |
| 連写(OVF) | 約6.5コマ/秒 | 約7コマ/秒 | 約16コマ/秒 |
| 常用ISO上限 | 40000 | 32000 | 102400 |
| 動画 | フルHD止まり | DCI 4K 30p | DCI 4K 60p |
| 重量(CIPA) | 約765g | 約890g | 約1440g |
| 実勢価格 | 中古約7.8万〜12.5万円 | 中古約10.5万〜16.2万円 | 新品約86万円 |
「自分はどの列か」を予算で先に決める
6機種を前にして迷ったら、機能ではなく予算から入るのが失敗しないコツです。予算5〜7万円ならEOS Kiss X10かX10i、10万円前後で画質も欲しいならEOS 90DかEOS 6D Mark II、15万円前後で本格フルサイズならEOS 5D Mark IV、プロの現場で使うならEOS-1D X Mark III、と価格帯がそのまま候補を絞ってくれます。逆に「全部盛り」を求めて上位機を買っても、使いこなせなければ重いだけです。まずは予算の列を決め、その中でセンサーサイズと連写のどちらを優先するかを選ぶ——この順番なら、スペック表に振り回されずに済みます。
軽さと予算で選ぶAPS-Cエントリー2機種

初めての一眼レフ、あるいは家族の記録用に「軽くて安い1台」を探しているなら、EOS Kiss X10とX10iの2機種が第一候補になります。どちらも約2410万画素・DIGIC 8・バリアングルタッチ液晶という共通装備を持ちながら、連写とAF、重量で性格が分かれます。
EOS Kiss X10|449gは一眼レフ最軽量級で旅行に最適
EOS Kiss X10(海外名EOS 250D)の最大の武器は、バッテリー・カード込みで約449gという軽さです。一眼レフとしては最軽量級で、旅行やお散歩スナップで首から下げても負担になりません。約2410万画素のAPS-CセンサーとデュアルピクセルCMOS AFにより、ライブビューでも約0.03秒でピントが合い、スマホからのステップアップでも違和感が少ないのが強み。連写は約5コマ/秒、OVFのAF測距点は9点とシンプルですが、風景や記念写真が中心なら十分です。妥協点は、動きの速い被写体をファインダーで追う用途には測距点が少なめなこと。運動会など動体重視なら次のX10iを検討してください。中古実勢は約5万〜6.5万円(2026年7月時点)と、6機種で最も手を出しやすい価格です。
| センサー | APS-C / 有効約2410万画素 |
| 連写・AF | 約5コマ/秒 / OVF 9点 |
| 重量 | 約449g(バッテリー・カード含む) |
| 中古実勢価格 | 約5万〜6.5万円(2026年7月時点) |
EOS Kiss X10i|45点オールクロスAFで動く子どもに強い
EOS Kiss X10i(海外名EOS 850D)は、X10の弱点だったAFと連写を強化した上位モデルです。OVF撮影時のAF測距点が45点オールクロスに増え、ファインダーを覗きながら動く子どもやペットを追いやすくなりました。連写も約7コマ/秒(ライブビュー時は約7.5コマ/秒)とX10より約1.4倍速く、運動会や発表会で決定的瞬間を逃しにくい。画素数はX10と同じ約2410万画素で、4K動画(クロップあり・約120Mbps)にも対応します。妥協点は重量が約515gとX10より66g重いこと、そして4K撮影時は画角が狭くなるクロップがかかること。動体を撮る機会が多いならX10i、とにかく軽さと価格を優先するならX10、という住み分けになります。中古実勢は約7.8万〜9.7万円(2026年7月時点)です。
X10とX10iはどちらを選ぶ?66gと2万円をどう見るか
2機種の差を整理すると、X10iはX10に対して「AF45点・連写1.4倍」という動体性能の上乗せを、「重量+66g・価格+約2万円」で買う関係になります。判断基準はシンプルで、被写体が止まっているもの中心(風景・料理・記念写真)ならX10で十分、動くもの中心(子ども・ペット・スポーツ)ならX10iが後悔しません。両機とも光学ファインダーの快適さとキヤノンの色再現は共通なので、写真の「写り」そのものに大きな差はありません。注意したいのは、どちらも生産終了で新品在庫が少なく、状態の良い中古を選ぶ目利きが必要になる点です。
1台で長く使うならAPS-Cのハイアマ機EOS 90D
「入門機では物足りないが、フルサイズは予算と重さがきつい」——そんな中級者の受け皿になるのがEOS 90Dです。APS-Cながら約3250万画素という高解像と、秒10コマの連写を1台に詰め込んだ、いわばAPS-Cの完成形。長く1台を使い倒したい人に向いています。
約3250万画素はAPS-C最高クラス|トリミング耐性が段違い
EOS 90Dの有効約3250万画素は、APS-Cセンサーとしては最高クラスの高解像です。画素が多いほど、撮影後に一部を切り出す「トリミング」をしても画質が破綻しにくく、遠くの被写体を後から大きく引き伸ばせます。野鳥や飛行機など「もう少し寄れたら」という場面で、この余力が効いてきます。同じAPS-CのKissシリーズが約2410万画素であることを考えると、約840万画素ぶんの余裕がある計算です。妥協点は、高画素ゆえに1枚あたりのデータ量が増え、SDカードの容量と書き込み速度を要求すること。連写を活かすならUHS-II対応など高速なSDカードを組み合わせるのが前提になります。
秒10コマ+クロップなし4K|スポーツも動画も1台で
EOS 90Dはファインダー撮影で約10コマ/秒(ライブビュー時は約11コマ/秒)の高速連写に対応し、子どものサッカーやモータースポーツといった動体撮影で真価を発揮します。さらに注目なのが、画角が狭くならない「クロップなし4K」動画に対応する点。Kissシリーズの4Kが画角の狭くなるクロップ仕様なのに対し、90Dはレンズ本来の画角のまま4Kが撮れます。写真も動画も1台で本格的にこなしたい人には大きな利点です。妥協点は重量が約701gとAPS-C機では重めなこと。とはいえフルサイズの6D Mark II(約765g)より軽く、レンズも小型で済むため、システム全体では軽量にまとまります。
| センサー | APS-C / 有効約3250万画素 |
| 連写 | 約10コマ/秒(LV時 約11コマ/秒) |
| 動画・重量 | クロップなし4K / 約701g |
| 中古実勢価格 | ボディ約7.6万〜12万円(2026年7月時点) |
妥協点はどこか|バッテリー・ファインダー倍率は据え置き
高性能なEOS 90Dにも割り切りはあります。ボディはプラスチック外装が主体で、上位のフルサイズ機のようなマグネシウム合金の堅牢感はありません。またファインダー倍率や視野率はハイアマ機として標準的で、フルサイズ機ほどの見やすさはない点も理解しておくべきです。とはいえ、これらは「価格を抑えるための合理的な割り切り」であり、写りに直結する欠点ではありません。約3250万画素・秒10コマという中身を中古10万円前後で手にできると考えれば、コストパフォーマンスは6機種でも屈指です。
逆張り視点|実はフルサイズより望遠に強いのがAPS-C
意外と知られていないのですが、望遠撮影に関してはAPS-Cのほうがフルサイズより有利な場面があります。APS-Cはセンサーが小さいぶん、同じレンズを付けても写る範囲が狭く、フルサイズ換算で焦点距離が約1.6倍になるからです。たとえば300mmのレンズが、EOS 90Dでは約480mm相当の画角になります。野鳥や飛行機のように「とにかく遠くを大きく」撮りたい用途では、90Dの約3250万画素と1.6倍の画角が組み合わさり、フルサイズ+高価な超望遠レンズに迫る表現が、より軽く安く実現できます。「フルサイズが全部上」という思い込みは、望遠では必ずしも正しくないのです。
ボケと高感度で選ぶフルサイズ入門EOS 6D Mark II
「せっかくならフルサイズの大きなボケと、暗い場所での粘りが欲しい」——そんな願いに、最も手が届きやすい形で応えるのがEOS 6D Mark IIです。フルサイズEOSとして初めてバリアングル液晶を搭載した、入門フルサイズの定番機です。
2620万画素フルサイズ+バリアングル|自由な構図が撮れる
EOS 6D Mark IIは有効約2620万画素のフルサイズセンサー(約35.9×24mm)を搭載します。センサー面積がAPS-Cの約2.6倍あるため、背景を大きくぼかしたポートレートや、階調の豊かな風景で余裕のある描写が得られます。さらにフルサイズEOSで唯一クラスに先駆けて搭載したバリアングルタッチ液晶により、地面すれすれのローアングルや頭上のハイアングルでも、モニターを見ながら無理のない姿勢で構図を作れます。三脚に据えた自撮りや動画にも便利です。妥協点は、AF測距点が45点でファインダー中央寄りに集中していること。画面の端でピントを合わせたい構図では、いったん中央で合わせてから構図を振る一手間が必要になります。
常用ISO40000の高感度|夜景・室内・星空に強い
EOS 6D Mark IIの常用ISO感度は最高40000と、6機種のフルサイズでは5D Mark IV(32000)を上回ります。高感度に強いということは、暗い場所でもシャッタースピードを稼げるということ。手持ちの夜景、光量の乏しい室内イベント、天の川の撮影などで、ノイズを抑えつつ明るく写せます。フルサイズならではの受光面積の大きさも高感度画質に効いており、APS-C機とは一段違う夜の描写が可能です。妥協点は、高感度番長ではあっても連写は約6.5コマ/秒と控えめで、スポーツのような動体連写には向かないこと。あくまで「静かな暗所を美しく」が得意分野だと理解して選ぶのが正解です。
| センサー | フルサイズ / 有効約2620万画素 |
| 常用ISO・連写 | ISO100-40000 / 約6.5コマ/秒 |
| 液晶・重量 | バリアングルタッチ / 約765g |
| 実勢価格 | 中古約7.8万〜12.5万円(2026年7月時点) |
最大の弱点は4K非対応|動画重視なら選んではいけない
EOS 6D Mark IIを検討するうえで、必ず知っておくべき弱点があります。動画がフルHD(1920×1080)止まりで、4K撮影に対応していないことです。ここが購入後の後悔ポイントとして最も多い。「フルサイズだから動画もきれいだろう」と4K目的で買ってしまい、後から4K非対応と気づくケースが後を絶ちません。対策はシンプルで、動画を本格的に撮るなら6D Mark IIは選ばず、DCI 4K対応の5D Mark IVや、そもそもRFマウントのミラーレスを検討することです。6D Mark IIはあくまで「静止画のフルサイズ入門機」と割り切れば、高感度とボケを安く手にできる良機になります。
本格派に応えるプロ機|5D Mark IVと1D X Mark III
写真を仕事や本気の趣味として突き詰めるなら、最後に検討したいのがEOS 5D Mark IVとEOS-1D X Mark IIIの2台です。前者は「万能フルサイズの完成形」、後者は「現行唯一のフラッグシップ一眼レフ」。性格は大きく異なりますが、どちらもキヤノン一眼レフの実力を象徴する存在です。
EOS 5D Mark IV|3040万画素の万能フルサイズ
EOS 5D Mark IVは、有効約3040万画素・61点AF(クロス最大41点)・DCI 4K(4096×2160)30pを備えた万能機です。風景で求められる高解像、ポートレートのボケ、動画のクオリティを高い次元でバランスさせており、「1台で何でもこなす」を体現しています。常用ISO32000で暗所にも対応し、プロの現場でも長く使われてきた信頼性が魅力。妥協点は重量が約890gとそれなりに重く、4K動画がクロップ(画角が狭くなる)仕様であること。とはいえ静止画の完成度は今なお高く、中古約10.5万〜16.2万円(2026年7月時点)で本格フルサイズが手に入ると考えれば、費用対効果は際立っています。
| センサー | フルサイズ / 有効約3040万画素 |
| AF・連写 | 61点AF / 約7コマ/秒 |
| 動画・重量 | DCI 4K 30p / 約890g |
| 実勢価格 | 中古約10.5万〜16.2万円(2026年7月時点) |
EOS-1D X Mark III|秒16コマの現行フラッグシップ
EOS-1D X Mark IIIは、キヤノンが新品販売を続ける唯一の一眼レフフラッグシップです。有効約2010万画素とあえて画素を抑え、その分1画素あたりの受光量を確保。常用ISO102400という圧倒的な高感度と、ファインダー時約16コマ/秒・ライブビュー時約20コマ/秒という連写性能で、報道やスポーツの決定的瞬間を撮り切ります。191点AF、CFexpressダブルスロット、DCI 4K 60pと、装備は一切の妥協がありません。防塵防滴のマグネシウム合金ボディは過酷な現場でも壊れにくい堅牢さ。妥協点は重量約1440gと新品最安約86万円という価格で、明確にプロ・ハイエンド向けです。趣味の範囲なら5D Mark IVで必要十分、と考えるのが現実的です。
| センサー | フルサイズ / 有効約2010万画素 |
| 連写 | OVF 約16 / LV 約20コマ/秒 |
| 常用ISO・重量 | ISO100-102400 / 約1440g |
| 新品実勢価格 | 約86万円(2026年7月時点) |
この2台を選ぶ人・選ばない人
5D Mark IVと1D X Mark IIIは、価格も重さも大きく異なります。5D Mark IVを選ぶべきなのは、風景・ポートレート・スナップを高画質でバランス良く撮りたい人。中古10万円台で買え、約890gと携行もぎりぎり現実的です。一方1D X Mark IIIは、スポーツ・報道・野生動物など「一瞬を絶対に外せない」現場のプロ向け。趣味で秒16コマや防塵防滴の堅牢性が本当に必要になる場面は限られます。もし「なんとなく最上位が安心」という理由で1D X Mark IIIに惹かれているなら、その予算を5D Mark IV+良質なレンズに振り分けたほうが、写真は確実に良くなります。
中古一眼レフで失敗しないためのチェックポイント
ここまで見てきた通り、キヤノン一眼レフの多くは中古が主戦場です。中古は新品の半額以下で買える魅力がある一方、状態の見極めを誤ると割高な買い物になります。最後に、購入前に必ず確認したいポイントを整理します。
シャッター回数の確認方法|おおよその使用度を知る目安
一眼レフのシャッターユニットには設計上の耐久回数(機種により数万〜数十万回)があり、中古選びではシャッター回数がおおよその使用度の目安になります。確認方法は、撮影したJPEG画像の情報を「ShutterCount」などの専用サイト・ソフトに読み込ませる方法や、キヤノンのサービス窓口で確認する方法があります。中古カメラ店では販売ページにシャッター回数を明記している場合も多いので、購入前に店員へ尋ねるのが確実です。ただし、シャッター回数はあくまで目安であり、「あと何万回で必ず壊れる」といった断定はできません。回数が少なくても保管状態が悪ければ劣化しますし、多くても問題なく動く個体もあります。数字は判断材料の一つとして、次に述べる外観チェックと合わせて総合的に見ましょう。
シャッター回数=そのカメラで撮影された累計枚数のこと。シャッター機構の物理的な作動回数を示し、中古カメラの使用度を測る目安に使われる。走行距離計のような位置づけだが、絶対的な寿命保証ではない。
外観・センサーのチェックポイント|3つだけ見る
中古の外観チェックは、難しく考えず3点に絞れば十分です。1つ目はマウント部やボディ底面の擦れ・当たり傷。激しい使用歴や落下歴のサインになります。2つ目はレンズを外した状態でのセンサー面の汚れ・カビ。明るい方向に向けて覗き、点状のゴミやクモの巣状のカビがないか確認します。センサーのゴミは清掃で取れますが、カビは写りに影響し除去も難しいので避けたいところ。3つ目は液晶やファインダー内のゴミ・ムラです。これらは店頭で実機を触れば数分で確認できます。通販で買う場合は、保証付き・返品可の店を選び、届いたらすぐ試写して確認するのが安全策です。
被写体別・予算別のおすすめ早見|自分の1台を見つける
最後に、撮りたいものと予算から逆引きできる早見表をまとめました。機種名で迷ったら、まずここから当たりをつけてください。中古選びの詳しい手順は、中古一眼レフの選び方を解説したこちらの記事も参考になります。

| 撮影シーン | おすすめ機種 | 予算目安 |
|---|---|---|
| 旅行・スナップ(軽さ重視) | EOS Kiss X10 | 5〜6.5万円 |
| 子ども・運動会(動体) | EOS Kiss X10i | 7.8〜9.7万円 |
| 野鳥・飛行機(望遠) | EOS 90D | 7.6〜12万円 |
| 夜景・ポートレート | EOS 6D Mark II | 7.8〜12.5万円 |
| 風景〜動画まで万能 | EOS 5D Mark IV | 10.5〜16.2万円 |
| プロ・スポーツ報道 | EOS-1D X Mark III | 約86万円 |
よくある質問|購入前の疑問をまとめて解決
まとめ|canon一眼レフのおすすめは予算とセンサーで選べば迷わない
2026年のキヤノン一眼レフ選びは、「新品ラインナップから選ぶ」時代から「現行フラッグシップ1機種+中古の名機から選ぶ」時代へと変わりました。だからこそ、予算とセンサーサイズの2軸で絞れば、6機種の中から自分の1台は驚くほど簡単に決まります。最新の瞳AFや動画性能を最優先するならミラーレスも視野に入りますが、光学ファインダーの見やすさ・バッテリー持ち・レンズの安さという一眼レフの価値は、今も十分に生きています。
最後に、この記事の要点を整理します。
- EOS Kiss X10:約449gの最軽量級、中古約5万〜6.5万円。初めての1台に最適
- EOS Kiss X10i:45点オールクロスAF・秒7コマ、中古約7.8万〜9.7万円。動く子どもに強い
- EOS 90D:約3250万画素・秒10コマ・クロップなし4K、中古約7.6万〜12万円。1台で長く使える万能APS-C
- EOS 6D Mark II:約2620万画素フルサイズ・ISO40000・バリアングル、中古約7.8万〜12.5万円。ただし4K非対応
- EOS 5D Mark IV:約3040万画素・DCI 4K・61点AF、中古約10.5万〜16.2万円。万能フルサイズの完成形
- EOS-1D X Mark III:秒16コマ・ISO102400、新品約86万円。現行唯一のフラッグシップ一眼レフ
まずは予算の列を決めてください。5〜7万円ならEOS Kiss X10かX10i、10万円前後で画質も欲しいなら90Dか6D Mark II、15万円前後の本格フルサイズなら5D Mark IV。中古を選ぶ際は、シャッター回数と外観の3点チェックを忘れずに、保証付きの個体を選べば安心です。あなたの撮りたいものに合った1台で、まずは一枚を撮りに出かけましょう。
※本文中のスペックは各機種のメーカー公式仕様(EOS 90D 主な仕様、EOS 5D Mark IV 仕様等)を参照。価格は2026年7月時点の実勢を記載しており、最新の在庫・価格は各販売店の公式サイトでご確認ください。

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